不登校へのアプローチ

とはいえ不登校の原因となっている問題発見=ゴールというわけではありません。あくまでこれは不登校に対する最初のアプローチであり、発見した問題に対してどういった対策が取っていくのかといった次のステップに移行する必要があります。ただいざ解決するとなるとこれらの問題というのも一筋縄では行きません。例えば人間関係が原因だったとしてそう簡単に人間関係が修復できるかと言われればそうではありません。いじめがあったとして主犯格の子がいなくなれば元通りかと言われればそれも違いますし、先生に問題があったとして担任が変われば元通りかと言われればそうも行きません。勉強にしてもそう、少し勉強したくらいで授業がわかるようになればそもそも勉強は不登校の原因にはなっていないでしょう。取るべき対策やかけるべき時間は本当に生徒さん一人一人によってちがいます。ただ「一人一人違いますね」で終わってしまうとそれはそれでこのサイトは何の参考にもなりません。そこで此処では不登校の状態から生徒さんが取ることの出来る選択肢をいくつか紹介したいと思います。そして自分の直面している問題に対して最も有効な進路を選ぶと良いでしょう。

・復学

まず考えられるのは元居た全日制学校への復学です。不登校に悩む人の多くはまず選択肢としてこの「復学」を検討される事でしょう、しかしこれはある意味最も難易度の高い進路でもあります。学校に通っていない状態、言わば場外から学校の問題を解決するのは困難ですし、問題が解決していない状態で学校に再び通うのはもっと困難な事、不登校の状態から復学するというのは正直なところかなり強靭な心と意思が必要です。勿論復学する事が出来ればそれが一番なのですが一度は心身共に危機を感じた学校に再び足を運ぶというのは勇気の居る事でもあり、また危険な事でもあります。よって大丈夫だと暗示をかけて無理に復学するのは禁物、そうではなくきちんと問題に取り組みその結果問題を解決させる事が出来た時「のみ」に復学は取れる選択肢とも言えます。 元通りが一番

・転学・編入学

特定少数の人間を原因として学校に通う事ができなくなった場合、シンプルに学びの環境を変える事で解決する事もあります。例えば多少元いた学校より距離のある事が無難ですが他の全日制高校への転入する事、あるいは行動時間帯の異なる夜間通学を主体とした定時制高校への編入・転入も一つの手です。ただ新しい環境というのは誰にとっても多少のストレスになり得ます、復学ほどではないかもしれませんが転入や編入も不登校に陥っている生徒さんの心としっかり向き合い取り決めましょう。覚えておいてほしいのは転学や編入は決して「逃げ」ではないという事、自分にとってより高いパフォーマンスが発揮できる場所で学ぶというのは大切な事です。

・フリースクール

最初は特定の人が原因だったものの今では誰であろうと怖くて話せなくなってしまった、学校の勉強に追いつけなくなってしまった、このような場合しばしばフリースクールに通う事が効果的です。フリースクールには例えば通信制高校と呼ばれる自宅学習を主体とした列記とした全日制定時制に続く高等教育機関や、高校卒業と同等の資格が得られる高卒認定に向けて勉強する為の塾、高卒認定の為の家庭教師といった選択肢があります。これらは何れも「通う」「学ぶ」頻度のコントロールが可能で、少しずつ心のリハビリを行いながら学びまた人と関わっていく事が可能です。特に勉強について行けなくなる子の多くは、授業中にわからない事が先生に聞けずわからないままクラス全体の勉強が進んでしまう事でわからないが増えていくといった負のループが主な原因としてよくあげられます。しかし通信制高校や塾、家庭教師といった学習スタイルを取る事で先生と1対1で学び学業の遅れや対人関係への恐怖心を乗り越えていく人おも多いと言います。 フリースクール!

既出の内容ではありますが不登校の原因の殆どは「環境」によるものです。「環境」を改善する事も大事ですが「環境」を純粋に変える事で事態が好転する可能性も決して低くはありません。不登校にならざるを得なくなった原因に対して私たちはどういった手段で取り除いていけるのかを考えなくてはなりません。

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